下肢静脈瘤を治療できる評判のクリニック徹底調査!

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下肢静脈瘤とは

こちらでは下肢静脈瘤の症状の概要、足の静脈の仕組み、筋ポンプ、静脈還流のメカニズムについて解説します。

足の血管が浮き出る下肢静脈瘤

足(脚)の皮下にある静脈がコブのように盛り上がったり、血管が網の目やクモの巣のように浮き上がって見える疾患を「下肢静脈瘤」といいます。

出産経験のある方の50%、40歳以上になると10%の方に発症し、そのうち治るだろうと放置している方もけっこう多いのですが、自然に治ることはなく、ゆっくりとすこしずつ悪化していきます。そして重症になると血栓や潰瘍ができてしまい治療も難しくなってきます。

見た目も気持ち悪いですし、スカートやショートパンツがはけない、温泉で見られるのが恥ずかしいと悩んでいる方が多かったにもかかわらず、これまで疾患としてはあまり重視されてきませんでしたが、2011年に伏在型静脈瘤への血管内レーザー治療に保険が使えるようになり、下肢静脈瘤を治療する医療機関が増えてきたので、下肢静脈瘤治療を受ける患者さんも増えてきました。

さらに2014年には短時間で手術が済む高周波治療や治療効果が高いとされる1470nmレーザーにも保険が使えるようになり、下肢静脈瘤治療を行う医療機関がどんどん増えてきています。

下肢静脈瘤の症状

下肢静脈瘤は見た目が悪いというだけでなく、次のような症状もあります。

痛み

血液が滞るため、重さやだるさを感じ、症状が進むと痛みを感じる

こむら返り

血液循環の悪化により歩行時や就寝中に足がつる(こむら返り)

浮腫(むくみ)

静脈圧が高くなり水分が血管から外へ出てむくむ

かゆみ

かゆみに湿疹を伴うこともある

ほてり、疲労、だるさ、重さ

静脈圧が血液のうっ血(よどんで溜まる)で上がり、ほてり、疲労、だるさ、重さを感じる

皮膚炎

皮下組織や皮膚の栄養障害によって皮膚が硬くなり静脈瘤の周りや足首に湿疹などの皮膚炎をおこす

潰瘍

皮膚が弱いので傷ができやすく潰瘍になりやすく、血液循環が悪いので治りにくく放置すると悪化していく

色素沈着

静脈が拡張し皮膚が弱くなっているので皮下出血しやすく血液の色素が沈着する

足の静脈の仕組み、静脈還流、筋ポンプのメカニズム

足の静脈の仕組み

血管には動脈と静脈があります。動脈は血液を心臓から送り出して体のすみずみまで流し、静脈は動脈が送り出した血液を心臓に戻しますが、人間は立って生活しているので、足の静脈は重力に逆らって下から上へ血液を送るという特別な働きを持っています。

動脈と静脈の構造は3層構造(内膜、中膜、外膜)になっていて、動脈は血液の圧力に耐えられるように内膜の筋肉が厚く、静脈は血液の量に合わせて太さを変えられるように内膜が薄く柔らかく、半月状の弁で逆流しないようになっています。動脈が詰まると心筋梗塞や脳梗塞になり、静脈の弁が壊れてしまうと下肢静脈瘤になります。

足の静脈の種類

足の静脈には表在静脈、深部静脈、穿通枝があります。 皮下を流れる表在静脈には太ももからふくらはぎの内側を流れる大伏在静脈とふくらはぎのうしろを流れる小伏在静脈があります。

表在静脈より太い深部静脈は筋肉の中や筋肉の間にあり、穿通枝は表在静脈と深部静脈とをつないでいます。

静脈還流と筋ポンプ

人間は立って生活しているので足の静脈は心臓に向かい重力に逆らって下から上へ流れますが、これを静脈還流といいます。

足首を動かすことでふくらはぎの筋肉が刺激を受けて収縮と弛緩を繰り返し、深部静脈が圧迫されて血液をポンプのように押し上げることをふくらはぎの筋ポンプ作用といいますが、スムーズな静脈還流を行うため、ふくらはぎの筋ポンプ作用と血液の逆流を防ぐ静脈弁が重要な働きをしています。

静脈の中にある静脈弁は心臓に向かって血液が流れるときだけ開き、血液の逆流を防いでいます。 静脈の内膜が突出した静脈弁はとても薄くて壊れやすく、静脈弁が壊れると血液が逆流して静脈に血液がたまってしまい下肢静脈瘤が起こります。